自転車保険と個人賠償責任保険/子どもが自転車事故、母親に9500万円の賠償命令
親切な友人が「自転車保険に入ってる?」と先日メールをくれました。
こうして、心配してくれる人がいることはありがたいことです。
なんと、こんな高額の賠償請求があったそうです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
< 事例 > 子供が自転車事故、母親に9500万円支払い命令
当時11歳の少年が帰宅途中、マウンテンバイクで坂を下っていて、知人と散歩していた女性に気づかず正面衝突。転倒して頭を強打した女性は意識が戻らず、今も寝たきりの状態が続いている。
この事故をめぐる損害賠償請求訴訟で、神戸地裁は、「監督義務を果たしていない」として、少年の母親に約9500万円の高額賠償を命じた。(神戸地裁平成25年7月4日)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
わが家では、息子(高1)の生命保険として、保険に詳しい方から、すごくいいからとすすめられて、今年5月からCOOP共済に加入しています。
その中にある「個人賠償責任保険」の特約も、その時に一緒に入ったので、この個人賠償責任保険で、自転車による事故は1億円までカバーされています。
コープの個人賠償責任保険(特約)は、月々わずか170円なんですが、同じ家に住む家族全員が対象となりますから、家族の誰かが自転車に乗っていて他人をケガさせたり、他人の物をこわしてしまって、賠償責任を負った場合に、補償してもらえます。
9,700万という高額の賠償命令の事例があるならば、個人賠償責任保険は、最低1億の補償をつけておいたほうがいいですね。
個人賠償責任保険は、自動車保険や火災保険の特約としてついていることが多いので、すでに加入されている場合もあるかもしれませんから、一度、契約内容をご確認しておかれるほうがよいと思います。
他社の個人賠償責任保険についても調べてみましたが、今は賠償額が【無制限】というものも増えてきているんですね。
賠償額が1億を超えるケースも想定してのことなのかもしれません。
日本も少しずつ訴訟社会になってきているので、仮に自転車で事故を起こして、1億以上の賠償額が発生した場合はどうなるんだろう…と素朴な疑問を感じて保険会社の方にお尋ねしてみたんです。
その場合は2社に入っていれば、不足分はもう1社で補うことが可能だそうですから、ご心配な場合は、もう1社別のところで保険に加入しておくことも一つの方法ですね。
「個人賠償責任保険」か、もしくは「自転車保険」で検索されて、ご家庭にあった保険に加入しておかれると安心だと思います。.:*・°