2013年12月のブログ記事
気が重くなるのは仕事や用事をためこむから
今年は年賀状を筆まめで作りました。
それまでは、他社のものを使っていたんですが、
使いにくいところがあって、ソフトを買い換えました。
新しいソフトなので、うまく使いこなせるか少し自信がなかったので、
今年は早めに年賀状を作っておこうと、
ソフトは、2014年版の発売と同時に買っていました。
けれども色々と用事が重なり、
あっという間に12月のなかばです。
その間、何となく心の中が重いんですよね(笑)
パソコンが大の得意というわけではないので、
「筆まめをうまく使いこなせるかなぁ・・・」と
無意識に、やっぱり心のどこかひっかかっているんです。
昨日ようやく着手できて、最初はマニュアルを読んでいたんですが、
どうもわかりにくいので、先にソフトを立ち上げてあちこち触っていると、
筆まめは直感的に使えるソフトなので、1時間ほどで年賀状が完成しました。
(宛名面を除く文面デザインのみです)
なんともあっけないほどで、無事完成してとてもうれしかったです^^
なんとなく心が重かった理由は、新しいソフトだったので、
勝手に、心のハードルを上げてしまって、
「まとまった時間ができた時にやろう」と
先延ばしにしていたことが一番の原因ですね。
「用事をため込むと、ウツの要因ともなるので要注意」と
齋藤孝先生がおっしゃっていましたが、気をつけなければいけませんね。
というわけで2014年の私の目標に、
「早め早めに物ごとに着手する」が加わりました♪
先送りのクセに悩む方は多いようですが、
日々のやるべきことをきちんとこなすように、自らを躾けることによって、
私たちは、自分の心も同時に鍛えることができるそうです。
気持ちの健康のためにも、
共に、早めのスタートを心がけてゆきたいですね.。.:*・°
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう/ストレングス・ファインダー
自分の強みを発見するためのすばらしいツールがあります。
私が数年前に試して、新たな自分の強みを知ることができて、
昨年、息子(高1)もやってみたんですがとても参考になりました。
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」という本を購入すると、
1冊ずつにアクセスコードが割りふられてきます。
その番号を、下記WEBサイトに入力してテストをすることで、
自分の5つの強みを発見することができます。
http://sf1.strengthsfinder.com/ja-jp/homepage.aspx
1点注意事項があって、このテストをされる際は必ず新刊をご購入くださいね。
古書を買うと、すでにその番号がテストに利用されているケースがあるからです。
自分の強みは、自分では当たり前にできてしまうので、
自らの強みとは気づけないことがあるそうです。
私も、自分が全く予想もしていなかった強みの発見がありました。
その強みとは…「成長促進」
「成長促進」を強みとして持つ人の特徴として
下記のようなことがあげられるそうです。
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あなたは、ほかの人たちが持つ潜在的な可能性を見抜きます。
潜在的な可能性が、あなたの見ているすべてであることも多いのです。
あなたが、ほかの人と互いに関わりを持つとき、
目標としているのは、彼らに成功を経験させることです。
彼らの能力を伸ばして成長させるような興味深い経験を計画します。
ほかの人に現れる成長の兆候は、あなたの原動力であり、
あなたに強さと満足を与えます。
多くの人が、あなたの援助は誠実であり、
あなたがそれによって満足を得ていると心の中で
わかったときに、あなたの援助と激励を求めるようになるでしょう。
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私はまったく無自覚でしたが、とてもうれしい強みでした。
成長促進を強みに持っている人は、ほかの人の眼にはうつらない
わずかな成長でも見抜く目を持っているとも書かれてありました。
ヒーリングを通じて、色々な方に接していて、
「この方は、こんな素敵なところがあってすごいなぁ・・・」と
心から感動することもしばしばです。
息子は小さい時、超がつくほどのいたずらっ子でしたが、
「この子はこんないいところがある」と思うとうれしくて、
多分、息子を褒めなかった日はないというくらい、
毎日ほめて育ててきたんですが(それは今も続いています)
これは強みからきていたことなんですね。
思えば、小学校の卒業文集に書いていた、私の将来なりたい職業は「保母さん」で
20代まで持っていた私の夢は「3人の子どものお母さん」だったので(笑)
やはり育てたり、成長促進に関わることを無意識に選んでいるところが
面白いことだなと思いました。
ストレングス・ファインダーは、ご本人はもとより、
子どもさんの進路選択の際などにも役立つと思いますから、
(※15歳以上の方が推奨されているようです)ご興味のある方は、ぜひお試しくださいね.。.:*・°
昇地三郎先生の旅立ち
障害児教育の先駆けとなられた昇地三郎先生が、
107才で、魂の故郷に帰られましたね。
本当にすてきな方で、昇地三郎先生のことを、
以前、ご紹介したことがあります。
昇地先生のことを尊敬していて、もっともっと
長生きしていだだきたかっただけに残念です。
昇地先生は3人の子どもさんがいらっしゃいますが、
2人の男の子には重い障害があったため、わが子を救うため
昇地先生は大学に入り直して医学を学び、障害がある子のための
「しいのみ学園」を創設されます。
その後、二人の男の子が亡くなり、奥さまにも先立たれて、
娘さんも見送り、とうとうお一人になられたのが96歳の時のことです。
何度逆縁をご経験されても、昇地先生は決して気弱になることは
ありませんでした。
逆に使命感がわいてきて、年に一度世界旅行をして、
行った先々で講演行脚をしようと決心されます。
そして、97歳から第2の人生をスタートされました。
106歳の時には、公共交通機関で世界一周した最高齢者として
ギネス世界記録認定も受けられています。
* * *
昇地先生が中学に入る時のエピソードがあります。
北海道釧路市に生まれ、山口県の中学校に受かったこともあって、
三郎少年は寮に入ることになりました。
その時にお母さんが教えてくれたことはボタンかけ。
当時は衣類の入手が困難で、お母さんはボタンかけを
三郎少年にぜひ教えておくべきと思ったのでしょう。
手順を教えてくれて、最後にかがりの糸をくるっと回す時に
お母さんがほろほろと涙を落としました。
その時に、三郎少年は何で悲しいのだろうと思ったそうです。
けれども、中学に入ってからお母さんの気持ちが分かるようになりました。
寮に帰っても相部屋がないので一人になれず、桑畑の中にはいって
家を思って泣いていたそうです。
そうすると、大地主や酒屋のぼんぼんも涙で顔をぬらして
桑畑から出てきて、やはりみなホームシックにかかっていたそうです。
お母さまが近所の人から
「よく小学校を出たぐらいの子を遠くにやれましたね」と言われると
「家に一緒にいるようじゃダメなんです」とおっしゃったそうです。
お母さまは、三郎少年の幸せのために物ごとを長い視点で考えられる、
とても聡明な方でいらしたのだろうと思います。
体の弱かった三郎少年が、これほど長生きされたのも、
お母さまが「一口につき30回噛む」ということを徹底的に
教えられたからで、昇地先生のご兄弟もみな長生きされています。
そしてかわいいわが子を、自分の庇護から離すことが必要と思えば、
どんなに寂しくても、自分の元から子どもを手放す勇気もお持ちです。
昇地先生の奥さまもまた大変霊性の高い方で、昇地先生のような
立派な方の後ろには、それを支えるすばらしい方々の存在があるのだな・・・
とつくづく感じます。
昇地先生は魂の故郷に戻られて、今頃愛するご両親や子どもさん
そして奥さまとの再会を心から喜び合っていらっしゃることでしょう。
心からご冥福をお祈りいたします。
※『106歳のスキップ』参照