2014年1月のブログ記事
電磁波99%カットは安全か/電磁波の電場と磁場
以前、電磁波を99%カットしている電気式のひざかけを購入したことがあります。
電磁波というのは、”電場“と”磁場“の二つがあって、簡単に電磁波を測定できるトリフィールドメーターで、電気ひざかけの”電場”と”磁場”をそれぞれ測定してみました。
すると、”磁場”はカットされているんですが、”電場”はカットされていません。
私が買った電気ひざかけが、たまたま不良品なのかな?と思い、メーカーに尋ねてみると、なんと「この商品は”磁場”のみカットしています」という回答をいただきました。
“電場”の数値は、スウェーデンの電磁波規制ガイドラインをはるかに超えていましたから、とてもそのまま使う気にはなれませんでした(涙)
メーカー側も「電磁波カット」ではなく、「磁場のみカット」と正確に表記していただきたいものですね・・・
電磁波については下記の2冊が参考になりました。
この本を読んで知りましたが、電磁波99%カットと書かれているホットカーペットや電気毛布などは、私が体験したように、磁場のみカットされている商品がやはり多いのだそうです。
著者の土田直樹さんは、ご著書の中でこのようにアドバイスされています。
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体に触れ続けるものは、使わないのがベスト。
もしくは事前に温めておいて、使う時にはコンセントから抜くようにしてください。
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さて電磁波は、基本的に距離を取りさえすれば問題はありません。
ですから、離れて使用できる家電製品については、十分に距離を取って利用されることをお勧めしますね.。.:*・°
IHクッキングヒーター(IH調理器)と電磁波
私はパソコンを長時間使うので、パソコンの電磁波はどうなっているんだろう・・・
というところから、電磁波に興味を持つようになりました。
そして、「やはり実際に測ってみるのが一番☆」
ということで、家庭でも手軽に電磁波を測定できるトリフィールドメーターを、数年前に購入しました。
デスクトップパソコンは、アースを取ることで問題解決しました。
ノートパソコンは、たとえ短時間でも、コンセントにつないだまま使うことはなくなり、必ず充電してバッテリーで使用しています。
もう一つ懸念だったのは、2006年に母が設置したIH調理器でした。
電磁波は”電場“と”磁場“があり、ビルトインタイプのIH調理器は、アースが義務づけられているので、電磁波の中の”電場“に関しては心配ありません。
ビルトインタイプ(はめ込み式)のIH調理器
問題は”磁場“なんですが、わが家のIH調理器を測定してみると、30~40㎝ほど離れれば、ほとんど問題ない数値まで下がることがわかり、ほっと一安心しました。
2011年に発刊された『アース革命』(土田直樹著)からご紹介しますね.。.:*・°
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ここ数年で発売されたIH調理器は、磁場の数値が
ぐんと下がっています。機種やメーカーによる大きな差もなく、おそらくどのメーカーも一斉に技術を変えたようです。
ですから、これから購入しようかと検討されている方は、電磁波という点においても、心配なくお使いいただけると思います。
ただし、距離が近ければ3mG(磁場)くらいの数値が計測されますので、お料理をする際は常に10㎝くらいは離れて料理するようにしましょう。
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土田直樹さんのデータによると、IHクッキングヒーターは、製造年月日が2007年度を境に、劇的に数値が変動したことを把握されているそうです。
ちょうど2006年から2007年あたりに、大きな技術変更があったようです。
わが家は2006年10月にIH調理器を設置したので、技術変更には、間に合わなかったのではないかと思いますが(苦笑)30~40㎝離れて安全なら、まずは合格ラインでしょう。
ですので、一度ご自宅のIH調理器の製造年月日を確認してみられるとよいのではないかと思います.。.:*・°