2014年3月のブログ記事
自立の大切さ
10年ほど前に職場でご縁のあった上司が、先日、息子と一緒にご飯に誘ってくださいました。
わが家の近くには大きな病院があるので、奥さまの通院の送り迎えの際に、野菜やお花などを持って、時々立ち寄ってくださっていたのですが、2年ほど前に奥さまが亡くなられました。
上司は70代で一人暮らしとなり、随分寂しくていらっしゃるだろうな・・・と心配しましたが、お一人で何でもできて自立されているので、その後新しい職場も見つかって、今も元気にお仕事されています。
上司は元々は経営者で、今の職場の経営者も上司と同年代。
家族ぐるみのお付きあいもあるので、「俺になにかあった時には頼む」と全幅の信頼をよせられているそうです。
毎日けっこう忙しく、近所にはお孫さんもいらして交流もあるそうで、以前と全く変わらずイキイキとされていて、本当にうれしくなりました.。.:*・°
以前、一緒に仕事をしていた時にも、花の水やりや掃除なども、気軽にさっと自らが動かれていました。
奥さまの体調が悪い時には、数年間、料理づくりもすべて上司がしていたそうです。
私たちが最もストレスを受けるのは、配偶者(夫・妻)や恋人の死だという統計結果があります。
とくに奥さまを亡くされた男性が受ける精神的ダメージは大きい場合が多いと思いますが、上司がすぐに立ち直られたのも、自らのことは何でもできるという自信も大きく影響しているのかもしれません。
上司は高校生の頃から色々とご苦労があり、そんな話も高校生の息子にたくさんしてくださいました。
上司と別れた後に息子が
「すごいなぁ・・・。おいら、Mさん(上司のこと)大好きや。めっちゃ勉強になる!」と私に話してくれたのもまたうれしいことでした.。.:*・°