2016年7月のブログ記事
星野式ゲルソン療法
私は日頃、ご縁のある方にヒーリングをお送りしています。
ヒーリングは医療ではありませんから、病気治しの目的で行うことはできません。
けれどもここ数年、原因のわからない体調不良に苦しむ方からご相談をいただくことが増えてきました。
私はジャンルを問わず様々な本を読みますが、健康関連の本も興味があるのでよく手に取ります。
その中から、まさに”食による治療”だなぁと感じた【星野式ゲルソン療法】についてご紹介しますね:.。*.・゚
著者の星野仁彦医師は、ガンが再発し“5年後の生存率0%“という極限の状態に立たされます。
そしてドイツの医師マックス・ゲルソンが、1930年代に開発した食事療法と”心中する覚悟”で取り組み、見事にがんを乗り越えられます。
【星野式ゲルソン療法】とは、星野仁彦医師がご自身の経験を通じて、厳格なゲルソン療法を、お仕事しながら実行できるよう、また日本人の食生活にあうように、食材やレシピをアレンジしてくださったものです。
星野仁彦医師のご著書を拝見すると、あらゆる病気は【食が基本中の基本なんだ】ということが、骨の髄にしみこむような内容です:.。*.・゚
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私が出会ったゲルソン療法は、通常療法とは一線を画す食事療法だった。
開発したのは、ドイツの医者であるマックス・ゲルソン。
ゲルソンは、独自の食事療法で末期がん患者の約5割を治した実績を残している。
ゲルソンの生涯の友人だったアルバート・シュバイツァー博士(1953年ノーベル平和賞受賞)はゲルソンを「医学史上、希有な天才」と称賛している。
『末期がんを克服した医師の抗がん剤拒否のススメ』星野仁彦著 参照
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ゲルソン医師と生涯の友人であったシュバイツァー博士は、70代で糖尿病になり、精神にまで不調をきたして自殺を考えましたが、ゲルソン療法で治ります。
シュバイツァー博士の奥さまも、40代のとき、不治の病だった結核で死に瀕していましたが、ゲルソン療法で健康を取り戻し、80代まで生きました。
ゲルソン療法は、ガンだけではなくあらゆる病気に応用ができるそうです。
【星野式ゲルソン療法】の基本をごく簡単にお伝えすると下記になります。
(1)無塩食
(2)油脂類と動物性タンパク質の制限
(3)大量かつ多種類の野菜ジュース摂取
(4)アルコール、カフェイン、タバコ、精製された砂糖、食品添加物の禁止
(5)イモ類、未精白の穀類、豆、野菜や果物、海藻やナッツ類を中心とした食事
塩を摂らない”無塩食”には、驚かれる方が多いかもしれません。
塩分は、自然の食べ物から摂ることのできるナトリウムで補充が可能だそうです。
フィリピンのルバング島でたったひとり、30年もの月日を生き抜かれた小野田寛郎さん(元・陸軍少尉)は、この間、塩を全く摂らない生活を送られていたそうです。
自然界で生きる動物も同様ですよね。
本家本元のゲルソン博士も、医学生時代に重い偏頭痛にかかり、生野菜と生の果物を大量に摂ることによって、偏頭痛を克服されます。
そして、この治療法によって結核患者の大部分も治したそうです。
その他にも腎臓病、糖尿病、動脈硬化などの慢性病、成人病の治療にも応用して、同じように成果をあげていたそうですから、すごいですね・・・。
物事には何ごともコツがありますが、ゲルソン療法で忘れてはいけない大切なコツは、3ヶ月以上継続することなのだそうです☆
日本人向けにアレンジされた【星野式ゲルソン療法】について、詳細を知りたい方は、ぜひ星野仁彦著『ガンと闘う医師のゲルソン療法』という本をご覧ください:.。*.・゚