2016年8月のブログ記事
“疲れが抜けない体質”の効果的な改善法は?
毎日、何か定期的に運動はされているでしょうか☆
10代や20代の頃は、スポーツにも親しむ機会も色々とあったことでしょう。
ところが、30代、40代に入ってくると、お仕事やご家庭のことで忙しくなり、運動する時間を捻出することも難しい毎日ではないでしょうか。
ところが、運動する時間を取らないことで【疲れが抜けない体質】になってしまうことをご存知でしょうか。
ヒーリングのご相談では”疲れやすい“というお悩みもとても多いものです。
“疲れやすさ”と”運動”の密接な関係について、先月読んだ筑波大大学院教授 久野譜也先生の、下記の2冊がとても面白かったのでご紹介しますね:.。*.・゚
※『筋トレをする人が10年後、20年後になっても老けない46の理由』
※『寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい』
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意外に知られていないのですが、筋肉量の低下は「疲れやすさ」に直結しています。
20代の筋肉量を100だとすれば、40代になれば20%筋肉が落ちてしまっているのです。年齢が高くなれば、さらに筋肉量低下は進みます。
50代・・・30%減。60代・・・40%減。70代・・・50%減。
人間の筋肉は20代をピークとして、およそ年に1%の割合でじわじわと減っていきます。
みなさんの体の筋肉量を「車の排気量」として考えてみてください。
20代のときは5000ccの排気量があったとします。
それだけ馬力があれば、多少無理してガンガン走ってもへこたれません。
ところがこの排気量が30代になると4000cc。40代になると3000cc、50代で2000cc、60代で1000ccに落ちてくるとしたらどうなると思いますか。
長い上り坂をみんなで走ろうというとき、50代の2000cc、60代の1000ccとなると、もうアップアップという状態になってしまうのではないでしょうか。
こうした「疲れを貯めやすい状況」を変えたいのであれば、日々筋トレに励むしかないのです。
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今、世の中には「ウォーキング神話」といったものが存在しているようです。
もちろん、ウォーキングは健康維持にとてもいい習慣なんですが、ウォーキングだけでは筋肉を鍛えることができません。
ウォーキングと一緒に筋トレもやるべきなんです。
老けない体を作る3か条の鉄則は
(1)「筋トレ」と「有酸素運動」の両方を行う
(2)上半身よりも下半身(とりわけ大腰筋)を中心に鍛える
(3)運動を一生にわたって継続していく
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筋トレの大切さも、ウォーキングの大切さも、多くの方は十分理解されていると思います。
私はこの2つを組み合わせてこそ、スタミナのある体作りの本領が発揮されるということは、目からウロコでした☆
自宅にウォーキングマシンがあって、ここ数年はウォーキングしかしていませんでした。
久野譜也先生いわく「毎日ウォーキングをしているから筋力低下の心配はないわなどと胸を張っている人は、じつはとても”残念な人“」とハッキリおっしゃっています(苦笑)
ウォーキングだけでは、足腰の筋肉は鍛えられず、筋力の低下を防ぐこともできないそうですね。
久野譜也先生が、とくに鍛えてほしいと言われている体の部位から3つをご紹介しますね。
※優先すべき順番から並んでいます。
(1)大腰筋
(2)大腿四頭筋(ハムストリングス)
(3)腹直筋(おなか周りの筋肉)
久野譜也先生のご著書では、「なぜそれが必要か」「なぜ効果があるのか」という理由をわかりやすく説明してくださるので、頭で理解しないとエンジンがかからない私には、とても説得力のある内容でした。
【大腰筋の重要性】に、世界で初めて光を当てられたのも、久野譜也先生のグループだったそうです。
この2冊はとてもインパクトがあり”スイッチ”が入りました♪
私の「やることリスト」に、筋トレが加わったことは言うまでもありません。
と言っても、筋トレ自体は1日わずか10~15分程でOKという気軽さがうれしいです。
私は毎朝3つの筋トレ(4分×3セット合計12分)が終わるまで、絶対にパソコンを立ち上げないとルールを決めたことで、久野先生のご著書を読んでから5週間、忘れることなく続けることができました。このままよい習慣が定着しそうです♪
筋トレを一生続けることは、健康の貯蓄につながります。
けれども「万人にとって最も難しいのは継続することだ」と昔から言われているので、自分にあった【続ける仕組み】を工夫するのが、一番肝要なことなのかもしれません:.。*.・゚
ご著書には、簡単に取り組めるトレーニング法も紹介されていますから、ご興味のある方は手に取ってみられてくださいね:.。*.・゚
※『筋トレをする人が10年後、20年後になっても老けない46の理由』
※『寝たきり老人になりたくないなら大腰筋を鍛えなさい』