2017年7月のブログ記事
長年の重病から急速に回復した“無病法”とは
今日は、重い生活習慣病をほんのわずかな食事(極少食)によって完治させた、ルイジ・コルナロさんの『無病法』をご紹介しますね:.。*.・゚
■ ルイジ・コルナロ氏とは
ルイジ・コルナロさん(1464年~1566年)は、ルネサンス期のイタリア貴族です。
暴飲暴食に明け暮れた結果、30代で様々な成人病を患い、40代で生死の淵をさまよいます。
医師の忠告によって節食生活を実践して、見事に病を克服し、102歳の長寿を全うしました。
驚くべきは、最晩年まで目も歯も耳も完全で、足腰も若い時の力強さと変わらず、
気分も常に快活でした。
■ ルイジ・コルナロさんの食事量
ルイジ・コルナロさんの一日の食事量は、パンと卵の黄身、少しの肉とスープ。これらを一日総量で、正確に12オンス(約350グラム)摂っていました。
それから、400グラムの飲み物(ワイン)。
これらを1日2回に分けて摂るので、1食にあたりの食事は約170グラム、ワインは200グラムです。
目安として、お茶碗一杯のご飯が約150グラムほど。
小さな牛乳パックは200グラムなので、一回の食事量のイメージがわくと思います。
■ 周りの忠告で少し食事量を増やすと、再び死の淵へ
元気になったルイジ・コルナロさんに対して、友人や親戚は「栄養不足だ」と心配から忠告をします。コルナロさんは忠告をしりぞけられず、ほんの少し食事量を増やします。
ところが、わずか10日後にコルナロさんに異変が現れます。
それまで元気、快活であったコルナロさんは、徐々に不機嫌になっただけでなく、憂うつになり、なにもかもが面白くなくなってしまいます。
12日後には脇腹に激しい痛みをおぼえ、それが22時間にもわたって続きます。
あげくには発熱し、その熱は35日間に及び、死の淵をさまよう羽目になりました。
そのため、長年厳守してきた食事量に戻しました。
すると弱りに弱った体は見事に快復します。
ここで、コルナロさんの素敵な言葉を引用しますね。
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まことに、飲食をしかるべく慎む者は、鋭い五官、冴えた頭脳、丈夫な肉体、すぐれた記憶力、軽やかな挙動、これらすべてに恵まれ、また精神的には地上的な重圧から解き放たれて、本来の自由さを存分に味わう境地に入ることができる。
・*・‥……‥・*・‥……‥・*・‥……‥・*・
コルナロさんは、気分はいつも陽気で、生への倦怠や生活の疲労なども全く無縁だったそうです。
一日の多くの時間を見識豊かな人々との楽しい会話で過ごし、それ以外のときは、良書を友とし、92歳の時にも、一日8時間もの執筆をしていたそうですから驚きです。
■ 西勝造先生の考案された西式健康法(断食法)
私も数年前、西勝造先生の考案された、西式の断食法を正式に学びたいと思い、岡山健康学院に宿泊して、7日間の断食にチャレンジしたことがあります。
わずかの期間で、想像よりもずっと楽に5キロやせて、心身ともに何とも言えないすっきりした爽快感を味わいました。
その後も、ずっと一日一食にしたいなと思っていたのですが、自宅は食の誘惑が多いので、実現には至っていませんでした(平均すると一日二食生活でした)
先日、たまたま不食の本を読んでいて【睡眠時間が半分、もしくはほとんど必要なくなる】という言葉に、再びパチンと心にスイッチが入りました。
読みたい本や、やりたいことが色々あって、時間がもっとあったらいいのに・・・☆と思っていた私にとって、不食の本がすばらしいきっかけ作りになりました。
目標ができると、自宅での一日一食生活も全く苦にならず、20日後には体重が4キロ減り、あの軽やかな感覚が戻ってきました。
そんな折に、ルイジ・コルナロさんの本を手に取り、さらにモチベーションがアップしたところです☆
健康状態が思わしくないけれど、食べる楽しみを手放せない方も多いことでしょう。
ルイジ・コルナロさんの『無病法』の本は、少食によるメリットが数多く紹介されていて、食生活を切り替える後押しになると思います。
また私のように「不食」関連の本から、少食へのスイッチが入る方もいらっしゃるかもしれませんね。
一日一食でも、地球にかなり優しいエコ生活になりますね。
お財布にもやさしい福音つきです(*^-^*)