2019年4月のブログ記事
幸福な人と不幸な人を分けるものとは?
今日は、『「幸せ」について知っておきたい5つのこと』(エリザベス・ダン ロバート・ビスワス=ディーナー著)から、本物の幸せを手にするための方法をご紹介します:.。*.・゚
この本のなかで、ブリティッシュ・コロンビア大学のエリザベス・ダン博士は『ケーキを作るためのレシピがあるように、「幸せ」にもレシピがある』とおっしゃいます。
幸せについての様々な研究成果によって、どうすれば本物の幸せに近づけるのかが解明されてきて、そのレシピを教えてもらえるのは本当にありがたいことですね:.。*.・゚
幸福な人と、不幸な人を分けるものとは、いったい何なのでしょうか。
これは【幸福の研究における最も重要な発見】とも言えるものです。
何だと思われますか?
大きな違いをもたらすものは、実は【人との結びつき】にあることが突き止められました。
人との結びつきには、大きく分けると3種類あります。
(1)親友
(2)絆の強い家族
(3)弱みも見せられ、繋がっていると感じる恋人
幸福度の高い人は、親友、家族、恋人との関係において、とてもよい人間関係を築いていました。
ただ“家族 恋人 友人”など、幸福に必要な人間関係は文化によってバランスが異なり、ヨルダンでは“家族”との関係だけが幸福度に大きく影響していました。
基本的な研究によれば、自分の弱みを見せられる人や、困った時に頼れる親友が一人か二人いれば、それで十分幸せになれるそうです。
また、本の中で紹介されていた別の研究結果も心に残りました。
それはドイツで数万人を対象に、人生の節目での幸福度の変化を、長期間 追跡調査したものです。
その中で、未亡人となった女性たちの調査結果が抽出されています。
「配偶者の死」というつらい出来事のあとで、およそ2年で女性たちは何とか回復し、しっかりと立ち直っている結果が出ています。
これは、女性だけではなく、男性でもほぼ同じ結果が出ているそうです。
研究者たちはこうしたデータから【どんなに辛い出来事がおきたとしても、幸福度はもとに戻る】と分析しています。
人生には時に思いがけないことが起こるものですが、私たちは決して永久に苦しむわけではなく、平均して2年で立ち直れるという知識を持っておくことで、生きていくうえで大きな救いになりますね:.。*.・゚
書籍の中でたくさんの「幸せのレシピ」が紹介されています。
すべてはお伝えできませんが、人のためにお金を使ったり、人に親切にする、ボランティアをするなど、私たちが利他的になる時に幸福度はあがるということが、数々の研究結果から浮き彫りになってきたことが印象的でした。
私たちが、他者への施しに喜びを感じるのは、私たちの祖先が熾烈な生存競争を生き抜くうえで、他人をたすける行為が非常に有益だったからと考えられる・・・とダン博士がおっしゃっています。
実は、他人を助けることは生き残りに欠かせないものだったのですね。
深いです・・・
これは新たな時代の価値観にもふさわしいですね。
ヒーリングの師から、新元号「令和」が示す次の時代の霊的な意味についてこのように教えていただきました。
【汚れに満ちたこの世界を、自然や精霊と共栄共存し、平和な道徳世界へと切り替える「その時がきた」という、神人霊の願いが込められた元号である】
新元号にふさわしく、私たち一人一人が利他の精神で、「美しい和」を作っていくことを大切にしてゆきたいですね:.。*.・゚