2019年7月のブログ記事
私たちの幸福度を大きく左右するものとは?
今日は、私たちの幸福度を大きく左右するものについてご紹介します:.。*.・゚
私たちの幸せを大きく作用する要素は、何だと思われますか?
結論からさきにお伝えしますと“自分で状況をコントロールしているという感覚”だそうで、健康や幸福度、ひいては寿命にまで深い関わりを持つことが、研究結果からわかっているそうです:.。*.・゚
とても興味ぶかい内容ですから、ぜひお読みくださいね:.。*.・゚
※『脳科学は人格を変えられるか?』(エレーヌ・フォックス著)参照
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【自分で状況をコントロールしているという感覚の重要性】
1970年代に、ニューイングランドのアーデンハウスという介護施設に住む高齢者を対象に行われた、古典というべき実験があります。
介護施設の住民にありがちな「決断力の欠如」は、環境を自分でコントロールすることが許されていないせいではないかと考えた研究者が、答えを見出すために、巧妙な実験を考えました。
介護施設の2階と4階の住民すべてに、下記の同じ条件を与えました。
(1)植物の鉢をひとつ
(2)週に一度映画を見に行くチャンス
そして次の条件を変えました。
4階の住民は・・・
◎自分の好きな植物を選び、好きな時間に水をやることができる
◎何曜日の晩に映画を見に行くか、自由に決められる
2階の住民は・・・
◎決められた植物を与えられ、水やりもスタッフが行う
◎映画を見に行く曜日はスタッフが決定し、住民に伝えた
18か月後、研究者が再び施設を訪れると、結果は驚くべきものだった。
4階の住民は2階の住民に比べて幸福度や健康度が高かったのはともかく、両階の差は、死亡率にまで及んでいました。
2階の住民の死亡者数は、4階の住民の2倍にのぼった。
状況をコントロールする自由を手にしていた人々は、そうでない人々に比べ、長生きをしていたわけだ。
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こんなささやかな、コントロール権を手に入れるだけで、幸福感がふくらみ、余命にまではっきりとした違いが出るとは、ただただ驚きですね。
興味ぶかいことは、状況をコントロールしているというのが“本人の幻想”であっても、同じくらい大きな効果を得られることが、複数の実験結果からわかったそうです。
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この本の中には、幸福について様々な研究結果が紹介されています。
私たちが幸せになるために、幸福感を増すことは何かを知って、それに沿った行動を起こすことも大切です。
アメリカとヨーロッパでは、1950年代から半世紀を超える年月のなかで、食べ物や住まいや温かさなどの、基本的な欲求は満たされるようになりました。
しかし、現代社会では“他者との結びつき”や“生きることの意義”が満たされておらず、多くの人が未来について、深い悲観を抱いているという調査結果が複数でているそうです。
私たちはよい家やよい車などの〈モノ〉だけでは、高い幸福感を維持することにはつながらず、〈モノ〉だけでは、長期的に人の幸福度を高めてはくれないことが研究結果によってあきらかされました。
人が本当の意味で幸せになるには、次の3つの要素が大切になるそうです。
(1)ポジティブな感情や笑いを数多く経験すること
(2)仕事であれ趣味であれ、自分がしていることに積極的にかかわること
(3)自分にとって大きな意味のある何かに積極的に取り組むこと
私たちは、自分が生まれてきた意味や意義というもっと根本的なものを、長期的な視野で見つめていく必要があるようです。
忙しい日々の中で、そんな時間さえ取りづらいと感じる方もいらっしゃると思います。
けれど、本当にささやかなコントロール権を手に入れるだけで、幸福度を大きく左右することがわかっていますから、自分が生きていてよかったと思える意義あることに、少しずつ時間を割いていきたいものですね:.。*.・゚
ヒーリングの師は霊格の高い神々と交信をされる方で、私たちが全体の利益をかんがえて動くときに、金銭や愛情など、その徳分に応じた【お陰】をいただいて、自然と栄えていくと教えてくださいました。
個をこえて「公(おおやけ)」の意識を持つことが、幸せへの近道となるんですね。
過去のブログですが、下記の内容もご参考になれば幸いです:.。*.・゚
◆周りの幸せを願う公的な願い(公的願事)を通じて、 個人的な願い(個的願事)を叶える方法/ 先祖供養は公的願事