良好な人間関係がもたらす驚くべきメリットとは
今日は『最高の体調』(鈴木祐著)から、良好な人間関係からもたらされる驚くべきメリットについてご紹介しますね:.。*.・゚
著者の鈴木祐さんはサイエンスライターでいらして、10万本を超える科学論文を読まれている方ですから、科学的根拠のしっかりした内容ばかりが書かれてあるお勧めの一冊です:.。*.・゚
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プリガムヤング大学の研究チームは、過去に行われた「孤独と健康」に関する研究から31万人のデータを精査し、人間の寿命をのばす効果が高い要素を抜きだしました。
その結果「良好な社会関係」の数字がずば抜けており、孤独だった人に友達ができた場合は、最大で15年も寿命がのびる傾向があったとのこと。
健康への効果は、エクササイズやダイエットの3倍にあたり、なんと禁煙よりも「友人」のほうが影響が大きいというから衝撃的です。
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もう一つ興味深いのが、ハーバード大学が行った「成人発達研究」です。
これは1939年から80年にわたって、724人の人生を記録し続けたもの。
全員が10代の学生だったころから調査をはじめ、定期的に体調や幸福度をたずねるのはもちろん、かかりつけの医者からカルテを手に入れたり、家族との会話をビデオでおさめたりと、膨大な労力が注ぎ込まれました。
参加者の行く末は、弁護士から医者、サラリーマン、工場労働者、ホームレスなど様々。
研究のリーダーであるロバート・ウィルディンガー教授は言います。
「彼らの人生から得られた、何万ページにもなる情報から明らかになったことは何でしょう?それは富でも名声でもがむしゃらに働くことでもありません。私たちの体を健康にし、心を幸福にしてくれるのは『良い人間関係』です。これが結論です」
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とても興味深い内容ですね:.。*.・゚
よい人間関係は、私たちの脳も守ってくれるそうで、何か困った時に助けを求められる相手がいないと、私たちは孤独からくる体内の炎症で体調がくずれ、脳の機能までおとろえ、仕事のパフォーマンスも下がってしまうのだそうです。
でも、あせってたくさんの友だちを作ろうとする必要はありません。
私たち人類は、数百万年前から小さな集団の中だけで生きてきたので、もともとの脳は、見知らぬ他人とうまく人間関係をつくれるようには設計されていないのだそうです(!)
ハーバードの成人発達研究でも、ひとりの親友さえいれば、孤独がもたらすダメージはかなり下がることがわかっています。
余談ですが、私も過去に「シングルマザーの自分が遊んでいる場合じゃないよね・・・」と、とてもストイックに考えてしまって、仕事一筋の時期を何年か過ごしたことがあります。
数年は持ちこたえましたが、見事にメンタルの調子を崩しました(笑)
その後は、近くに住む友人と月に1~2回くらいの頻度で、一緒にご飯をたべたり、色々な話をして笑いあったりするようになり、息を吹き返したように元気になっていったので、改めて友のありがたさを深く実感した次第です^^
以前のブログで、自然の驚くべき力をご紹介したことがありますが、
(内容はこちら⇒ 【最新科学で分かった!速効で幸福感を高めるものとは?】 )
私たちが心身の健康と幸せを守るために、
(1)自然とふれ合うこと
(2)友人を大切にすること
この2つは、多くの研究結果からその効果が突出していることがわかったので、私も自戒と反省をこめて、後半生は大切にしていこうと思います:.。*.・゚
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