最も幸せな“上位10%”に入る人たちの特質を調べた研究結果とは?/ハーバードメン研究
今日は、私たちの人生においてとても役立つ研究結果を『幸福優位7つの法則』(ショーン・エイカー著)からご紹介しますね:.。*.・゚
私たちは誰しも幸せになりたいと願いますが、長年かけた膨大な研究の結果、私たちにとって最も必要なことは何かを教えてくれる貴重な内容です:.。*.・゚
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最も長期にわたる心理学研究の一つに「ハーバードメン研究」というのがある。
1930年の後半にハーバード大学に入学した268人の男子学生を、現在に至るまで追跡している研究である。
研究者たちは、この膨大なデータをもとに、最も幸せで豊かな暮らしをしている人と、一番成功しなかった人の違いをもたらす、生活環境と個人的資質を特定することに成功した。
この研究を40年間指揮してきたのは心理学者ジョージ・バイヤン。
バイヤンはデータを詳細に分析しているが、彼の結論は
「70年間に及ぶ研究の結果、周囲の人との関係が、何にもまして重要であることが実証された」と書いている。
この研究は、他の研究者によって何度も再現されている。
また「非常に幸せな人々」という、そのものズバリのタイトルの研究がある。
これは、最も幸せな上位10%に入る人たちの特質を調べた研究である。
幸せな人たちというのはみな、温暖な気候の土地に住んでいるのだろうか、経済的に裕福なのだろうか、健康に恵まれているのだろうかということを調べた。
その結果、最も幸せな上位10%の人たちを、他の人たちから区別している特質はたった一つであるということがわかった。
それは「強固な人間関係」だった。
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直感的に「人間関係が一番大事じゃないかな?」と思った方も多かったかもしれませんが、膨大な研究結果からもそれが証明されたとなると、とても説得力がありますね:.。*.・゚
著者のショーン・エイカー氏が行った、1600人のハーバードの学生を対象とした研究結果でも、同様の結果が示され、周囲からの支えがあるかないかが、幸福感に最も大きな関係があることがわかりました。
働きざかりの頃は、人間関係を丁寧につむぐ時間を捻出することさえ、大変に感じる時期もあると思います。
けれどもこの研究結果から、著者のショーン・エイカー氏は「私たちは生き残るためにも、もっと人間関係に投資しなさい」と、はっきりおっしゃっています。
シカゴ大学の心理学者 ジョン・カシオポは、30年以上にわたる研究の結果、「社会的つながりの欠乏は、ある種の病気と同じ程度に、人の健康を破壊する」と断言しているそうです。
周りとの良好なつながりができると、喜びを生じさせるホルモンのオキシトシンが血中に放出されて不安を鎮め、免疫システムを活性化するので、頭も体もよりよく働くようになるそうです。
また、お金を追いかけて必死にがんばりすぎて、人生が取り返しのつかないことになってしまった・・・という話を耳にすることもあります。
この書籍の中には 様々な研究結果を通じて、私たちが間違った方向に進むことを事前に食い止めてくれる、具体的な事例がふんだんに掲載されています。
まさに人生の良薬のような本ですね☆
私自身も、今後の人生についてのすばらしい示唆を与えてもらえたと思いました。
これからも人生の折々に、繰り返し読んでいこうと思います☆.:。.*・°
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