積極的に疲れを癒す/セーチェノフ現象
根をつめて、なにかに取りくんだ疲れを癒すために、
より積極的に疲れを取り去る方法があるのでご紹介しますね。
疲れを取るためには、ただボーッと休んでいるよりも、積極的に体を動かすほうが、実は能率的に休息が取れると言われます。
これは条件反射で知られているパブロフの師、セーチェノフの名を取って「セーチェノフ現象」と呼ばれ、大脳生理学でも明らかにされてい積極的な休息法なのだそうです。
セーチェノフの研究によると、ただ休んでいるよりも、他の部分を動かして”積極的に休む”ほうが、あとの作業能率は60~70%も高まることが分かっているそうです。
ですから、疲れたらこまめに軽いストレッチをしたり、散歩をするなどが効果的です。
また眠気が強い時には、横になって短時間眠ってしまうのも一つの方法ですね。
今は、職場でも昼寝制度を取り入れているところがあるそうですが、疲れているときは思い切って仮眠を取ることで、その後の効率がグンとアップする体験をされている方も多いことでしょう。
午後の早い時間帯に30分以内の短い昼寝を取ることも、作業能率の改善に効果的だと厚生労働省も発表しています。
以前『道は開ける』(デール・カーネギー著)を読んだ時、一番驚いたのが、
「肉体労働者は、休息時間を増やすことができたら、もっと多くの仕事をすることができる」という記述を目にした時でした。
どういうことかというと、ある実験で、シュミットという男性を選び、ストップ・ウォッチにあわせて、1時間のうちおよそ26分働き、34分の休息を取るというペースで3年間仕事をしてもらいました。
そうしたところ、働く時間より休む時間のほうが多いにもかかわらず、シュミットは他の労働者よりも、およそ4倍の仕事をこなしたと言います(!)
これは、本当に貴重な教訓ですね。
疲れる前に休むことは、人生をより充実して過ごすための鉄則なのかもしれません.。.:*・°
※多湖 輝著『鳩山家の勉強法』
※ デール・カーネギー著『道は開ける』参照
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現代版マヤカレンダーでは、5月27日から大きくエネルギーが切り替わりました。
詳細は下記をご覧くださいね.。.:*・°
【第5の城(2014年5月27日~7月17日)/赤い月(5月27日~6月8日)】