ありがとうノート/感謝ノートで心の健康を取り戻す
五木寛之さんは作家として世に出てからしばらくたった40代の終わりから50代のはじめにかけて、深刻なウツ状態に陥ってしまったそうです。
その間、しばらく仕事を休んで、京都の龍谷大学で仏教学の聴講生となった後、『風の王国』という小説で仕事に復帰しましたが、60代を過ぎたころに、ふたたび深刻なウツ状態が訪れます。
■うつを乗り切った方法
このうつを、五木さんが乗り切った方法をご紹介しますね:.。*.・゚
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一度目のうつ状態の時は「歓(よろこび)ノート」
二度目は「悲しみノート」というものを作りました。
つまり、その日1日で心に残ったことを、なんでもいいから書きとめる日記みたなものです。
1度目と二度目は、そうすることで心を少しずつ解き放つことができ、うつな気分はいつしか離れていきました。
しかし70代で訪れたうつ状態は3度目の正直かと思うほどに深刻でした。
ほとほと困りはてたすえに、今度はありがたいなぁと感じたことを、一行ずつ書きつける
「あんがとノート」をはじめました。
これが意外に効果があって、ようやく立ち上がり、また仕事を始めることができるようになったのです。
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五木さんのプロフィールを拝見していると、何度か「断筆」の時期があり、それがうつのためだったと知ったのは、五木さんの『人間の覚悟』を読んだ時でした。
3度目のうつの時には、前回の「歓びノート」「悲しみノート」では対応しきれず、感謝の気持ちを書き綴る「あんがとノート」によって心の健康を取り戻したというのは、それだけ感謝のエネルギーが強いものなのだなと改めて感じます。
薬なども一切使わず、書くことだけで心を吐き出しながら浄化できるというのは、日頃ちょっと気分が優れない時にも大いに使える内容ですね。
つい先日、五木寛之さんが23年ぶりに大河小説『青春の門』の続編の連載がはじまると新聞で読みました。84歳からの再スタートです:.。*.・゚
うつで苦しまれたどん底のご経験を乗り越えて、生涯現役の五木寛之さん。
まだまだお元気でたくさんの作品で私たちを楽しませてほしいです:.。*.・゚
※『人間の覚悟』参照
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