いのちの食べかた/肉を食べないほうがよい本当の理由は?
ヒーリングを何年も学んでいる先生から、食を正すことの大切さを、繰り返し教えていただいています。
人間は食べ物を通して、生きるための「精気」をいただいています。
肉を食べることによって、そこに宿っている動物たちの悲しみの念も一緒に背負い、私たちの霊性を傷つけてしまうそうです。
いにしえの聖人君子は、肉食の害を知っていたので、精進食を実践されていました。
例えば牛などは、動物の中でも人に近い魂を持っているので、それだけ、私たちが背負う因縁が大きくなってしまうのだそうです。
一旦背負った因縁を解消することは、とても大変なこと。
ですから一番大切なことは、日々の中で不要な因縁を背負わないよう心がけることに尽きます。
また、食肉を育てるためには大量の飼料や資源が必要です。
1キロの牛肉をつくるには、エサとしてその10倍前後の穀物が必要になります。
人が肉食を半減すれば、飢餓で苦しむ8億人が飢えずにすむのだそうです。
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以前、「いのちの食べかた」というDVDを見た時には衝撃を受けました。
私たちの食卓にならぶ食材の数々が、どのように製造されているのかが撮影されているドキュメンタリーです。
日本人が1年間に食べるお肉は約300万トン。
今もなお、あの悲しい場面が繰り返されているかと思うと切ないです。
父がまだ幼い頃のエピソードですが、庭で飼っていた鶏を、家族のものが、食べるために絞めたのだそうです。
その一部始終を見た父は、それ以来鶏肉を食べられなくなりました。
わが家が肉を食べなくなってから、もう4~5年になると思います。
家庭料理に全く肉が登場しないので、先日食べ盛りの息子(高1)に「肉、食べてみたい?」と聞くと、「まったく!」と速攻で答えが返ってきました。
もう肉のない生活が当たり前すぎて、わが家では何の不便も感じません。
外食などのおつきあいの時には、場の雰囲気を壊さないために、肉を食べることもあると思います。
けれども、せめて家庭料理では肉を使わない、買わないという小さな積み重ねを実践できれば、それは世の中を変え、わたくしたちの運気も好転する、大きな一歩につながるのではないかと思います。
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